ROLEX DAY-DATE Ref.1803の日付合わせ方法についてご説明します。
このムーブメントの初期のタイプは曜日と日付けの早送り機能が付いていません。
ですので、竜頭は一段引きしかできかねます。無理に引かないようにご注意下さい。
曜日と日付は「時間の往復操作による早送り」によってあわせます。
午前2時~午後9時の間を分針を往復することによって日付を送っていきます。
曜日、日付、時間の順番に合わせていくのが基本です。
- 竜頭を緩めて、1段引くと時間合わせになっています。
- まず針を進めて、希望の曜日にセットして下さい。このとき、まだ日にちはズレたままです。
- 希望の曜日にセットしましたら、針を午前2時で一度止めます。
- 次に針を「半時計回り」に「午後9時」くらいまで戻します。そうすると、曜日が前日に戻り、日にちは変わりませんが大丈夫です。
- 再び「午後9時」から午前0時を跨いで「時計回り」に「午前2時」に進めます。曜日が元に戻り、日付が一日進む。
- 「3~5」の「午後9時から午前2時の行ったり来たり」を繰り返して、希望の日になるまで日付を進めます。
- 時間を合わせてできあがり。
最後に、この機構は昔のムーブメントに多いので優しく扱ってください。
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