時計修理サービスご利用規約
第1条(目的)
本規約は、株式会社いのうえ(以下「当社」といいます)が提供する時計修理サービス(以下「本サービス」といいます)の利用に関する条件を定めることを目的とします。
第2条(定義)
本規約において使用する用語の定義は、以下のとおりとします。
- 「お客様」とは、本サービスの利用を申し込んだ個人または法人をいいます。
- 「修理依頼品」とは、お客様が本サービスを利用して修理を依頼する時計をいいます。
- 「見積」とは、当社がお客様に提出する、修理依頼品の修理内容および修理料金の見積を記載した書面および準文書(電子メール、LINE等の電磁的記録)をいいます。
- 「保証期間」とは、当社が修理完了品に付与する修理保証の期間をいいます。
「お客様」とは、本サービスの利用を申し込んだ個人または法人をいいます。
「修理依頼品」とは、お客様が本サービスを利用して修理を依頼する時計をいいます。
「見積」とは、当社がお客様に提出する、修理依頼品の修理内容および修理料金の見積を記載した書面および準文書(電子メール、LINE等の電磁的記録)をいいます。
「保証期間」とは、当社が修理完了品に付与する修理保証の期間をいいます。
第3条(修理の申込み)
お客様は、当社所定の方法により、修理依頼品、お客様情報およびその他の必要事項を当社に届け出ることにより、本サービスの利用を申し込むものとします。
前項の申込みにあたり、お客様は、当社が別途定める方法により、本規約の内容を確認し、これに同意したものとみなします。
第4条(取扱品)
以下のいずれかに該当する修理依頼品については、修理をお断りしております。
- コピー品、模造品
- 他人の所有物
- 盗品
- 当社の規格外品
- 上記各号のほか、当社が修理困難と判断した商品
当社は、修理依頼品の真贋判定はできかねます。
第5条(見積と修理の承諾)
修理料金は、原則として無料で見積ります。
ただし、以下のいずれかに該当する修理依頼品については、別途診断料をいただいております。
- 複雑な分解作業が必要な場合
- 保険対応など見積書が必要な場合
お客様は、当社から見積連絡を受領した後、当社の定める期間内に、修理を依頼するか否かを書面または当社が認める方法により当社に通知するものとします。
前項の期間内に、お客様から修理の依頼がない場合は、当社は、お客様が修理を依頼しないものとみなします。
当社は、オーバーホール修理見積作成の際、専門の職人が修理依頼品の一部分解作業・状態確認を行います。
前項の状態確認の結果、修理依頼品の劣化が著しく、これ以上の作業が困難と当社が判断した場合、作業を中断し、メーカー修理または返却をご案内いたします。
この場合、お預かりした時と同じ状態への完全な原状回復はお約束できかねます。
オーバーホールを伴わない部分修理の場合、原則として該当箇所のみ作業対象となりますが、お預かり時に当社にて最小限の状態検査・確認を行います。
これにより修理箇所以外の改善、お預かりした時と同じ状態への完全な原状回復はお約束できかねます。
一度キャンセルされた見積は無効となります。
第6条(修理料金および支払方法)
修理料金は、事前にご了承いただいた見積金額ならびに追加金額とします。
修理料金のお支払いは原則として修理完了、引き渡しと同時に行うものとします。
ただし、以下の場合は事前にご入金いただく場合がございます。
- 特注ベルトの製作
- メーカー修理
- その他特殊な修理、加工を伴うもの
本サービスにおける修理料金は、次のいずれかの方法で支払うものとします。
【修理依頼品を店頭にて受け取る場合】
- 現金
- クレジットカード
- 銀行振込
【修理依頼品を配送にて受け取る場合】
- 代金引換(佐川急便)
- クレジットカード
- 銀行振込
銀行振込の場合、振込手数料はお客様にご負担いただいております。
配送にてお受け取りの場合、原則として送料、代引き手数料、梱包手数料が※別途請求となります。
(※ご利用サービスにより無料となる場合もございます。)
第7条(修理期間)
修理期間は、修理依頼品のブランド、機種、故障箇所、不具合の程度により異なります。
当社は、見積書に修理期間の目安を記載します。
部品の在庫状況や配送状況、休日・休業日等により、修理期間は延びることがあります。
第8条(修理作業)
あらかじめ修理金額を提示し、ご了承をいただいた後、作業を開始いたします。
本サービスにおいて当社が必要と判断した場合、修理業務を提携先へ委託できるものとします。
修理開始後、交換部品の追加が明らかとなった場合、ただちにお客様へご連絡いたします。
交換部品の入手が不可と判断された場合、修理依頼品の劣化が著しいなどの理由により、これ以上の作業が困難と当社が判断した場合は作業を中断し、メーカー修理または返却をご案内いたします。
前項の作業中断後、お預かりした時と同じ状態への完全な原状回復はお約束できかねますのでご了承ください。
第9条(交換部品)
- 当社は、国内メーカー供給部品、海外メーカー供給部品(並行輸入品)、または汎用部品(ジェネリックパーツ)を使用する場合があります。
- 品質保証の観点から、お客様お持ち込みの部品は一切使用いたしません。
- 部品の選択は当社が判断いたしますが、以下の場合は事前にお客様に通知いたします。
(1) 外観や仕様に違いが生じる可能性がある場合
(2) 修理費用に著しい差が生じる場合
(3)メーカー供給部品が入手できない場合 - 部品の取扱いについて
(1) お客様の承諾なくジェネリックパーツは使用いたしません。
(2) 修理交換した部品は、原則としてお客様に返却いたしません。
(3) お客様が見積の内容を承諾した時点で、取り外した部品等の所有権は当社に移転するものとします。
第10条(修理保証)
有料オーバーホール(分解掃除)を行った場合、完了後(配送の場合は当社発送日、店頭受け取りの場合は受取可能の通知日から)12ヵ月につき同一の不具合について保証いたします。ただし、アンティーク等一部時計は6ヶ月間とします。
下記の場合は保証の対象外または保証期間の制限対象となります。
- 本サービス終了後に当店以外での修理、改造が行われたと判断された場合
- 有料オーバーホール以外の部分修理
- ご使用上の不注意(落下・衝撃・誤操作など)による故障
- 汗・水入りによる故障
- 竜頭・ベルトなど外装部の故障
保証期間内に、当社修理箇所について通常の使用において発生した故障については、無償で修理・調整いたします。
保証を受ける場合は、修理依頼品と修理明細書を店頭へお持ち込みいただくか、ご配送ください。
有料オーバーホール(分解掃除)を含まない部分修理は保証の対象外となり、原則として電池交換以外は時刻合わせサービスもございません。
本サービスにおいて防水検査を実施する場合もございますが、防水機能を保証するものではありません。
第11条(受取方法)
修理依頼品のお受け取りは、以下のいずれかの方法によるものとします。
- 店頭での受け取り
- 配送による受け取り
店頭で修理依頼品をお預かりした場合、お客様は、受付時にお渡しする「お引換証」と引き換えに、修理依頼品を受け取ることができます。
代理人が修理依頼品を受け取る場合も、「お引換証」が必ず必要となります。
「お引換証」を紛失された場合は、速やかに当社までご連絡ください。
第12条(配送)
配送料金は、原則としてお客様負担とします。
ただし、当社が別途定める場合に限り、当社が負担します。
修理依頼品の配送は、お客様ご自身で手配をお願いいたします。
配送業者はお客様にて選択いただけますが、万が一の事故に備え荷物追跡サービス付きの配送方法にてお願いいたします。
配送中のトラブルに備え、配送保険への加入も可能です。
ただし、保険加入は任意であり、その費用はお客様のご負担となります。
当社より発送される修理依頼品は、当社指定の運送会社、配送サービス、梱包方法を利用するものとし、当社契約の配送保険が適用されます。
第13条(キャンセル)
お客様より修理依頼の通知(口頭確認を含む)を受領した後、修理を開始いたします。
修理依頼通知後には、ただちに部品発注および作業開始となりますので、原則としてキャンセル等はできません。
修理依頼通知後のお客様都合による中断の場合、修理料金の全額ならびに修理依頼品の返送料金を請求します。
なお、その場合、作業中断後、預かり以前の完全な原状回復をお約束することはできかねますのでご了承ください。
第14条(所有権)
次のいずれかに該当する場合、お客様が修理依頼品に対する所有権その他一切の権利を放棄し、その処分を当社に委託したものとみなします。
この場合、当社はお客様に対し、一切の責任を負わないものとします。
- 当社からの見積結果について承諾等の連絡がなく、お客様の受取が6ヶ月以上ない場合
- 店頭受取可能の通知日以降、6カ月間以内に修理依頼品の受け取りがない場合
- 当社から返却した商品または修理完了後に発送した修理依頼品が、受取人不在、配送先住所での居住が確認できない等の理由で当社に返送されてから6カ月間店頭での受取または再配達依頼がない場合
第15条(責任範囲)
当社は、本サービスの提供にあたり、当社がお客様に負う損害賠償責任の範囲は、直接の原因によりお客様に現に生じた通常の損害に限るものとします。
以下のいずれかに該当する場合、当社はお客様に生じた損害について、一切の責任を負いません。
- 当社の責めに帰することのできない事由による場合
- お客様に故意または過失がある場合
- 配送中に生じた修理依頼品の紛失、故障、自然劣化等による損害
- ハードウェア障害、ソフトウェア障害、インターネット接続障害、第三者等の不正なプログラム等により当社のシステムに不具合が生じた結果、お客様に生じた損害
- 予見またはその可能性の有無にかかわらず特別事情による損害
- 逸失利益
- 間接的損害
シェル文字盤や特殊なガラスなどの外装部品、年式の古いもの、劣化・損傷が著しい場合は、修理・見積中に破損のリスクが高く、万が一損害が生じた場合はお預かりした時と同じ状態への完全な原状回復はお約束できかねます。
この場合、作業を中断しメーカー修理または返却をご案内いたします。
本サービスの利用におけるお客様に対する損害賠償額は、損害が生じた修理依頼品の修理料金を基とし、上限10万円までとします。
第16条(商品写真の取り扱い)
当社は、お客様の修理依頼品の画像を、修理内容の記録、技術向上、またはウェブサイトや広告宣伝物への掲載等を目的として、撮影および使用させていただく場合がございます。
ただし、お客様から事前に承諾を得ずに、お客様の氏名や住所等の個人情報と関連付けて、修理依頼品の画像を公開することはありません。
第17条(不可抗力)
地震、噴火、洪水、津波等の天災地変、戦争、暴動、内乱等の社会的騒乱、法律の制定または改廃、行政機関の命令または処分、その他これらに準ずる事由(以下「不可抗力」という)により、当社が本サービスを提供することが困難になった場合、当社は、お客様に事前に通知することなく、本サービスの提供を中断または中止できるものとします。
第18条(禁止事項)
お客様が次のいずれかに該当する場合、本サービスを利用できません。
- 法令または公序良俗に反する場合
- 当社または第三者の権利を侵害する場合
- 当社の業務を妨害する場合
- 虚偽の申告または書類への記載がある場合
- 未成年者、成年被後見人、被保佐人及び補助人の同意を要する旨の審判を受けた被補助人のいずれかであり、お申込みの際に法定代理人、後見人、補助人または保佐人の同意等を得ていなかった場合
- 当社および当社従業員への暴言・暴行、誹謗中傷(SNS・口コミサイト等への書込)等
- その他当社が不適当と判断する場合
本サービスご利用中、お客様が前項のいずれかに該当することが判明した場合、当社はお客様との契約を解除することができるものとします。
第19条(個人情報保護)
当社は、お客様の個人情報について、当社が別途定める「プライバシーポリシー」に基づき、適切に取得、利用、管理いたします。
第20条(裁判管轄)
本規約に関する一切の紛争については、福岡地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
第21条(準拠法)
本規約の成立、効力、解釈および履行については、日本法を準拠法とします。
第22条(分離条項)
本規約のいずれかの条項が無効または執行不能と判断された場合でも、当該条項以外の条項は有効に存続するものとします。
第23条(協議事項)
本規約に定めのない事項または本規約の解釈に疑義が生じた場合は、お客様と当社との間で誠意をもって協議し、解決するものとします。
附則
本規約は、2024年12月28日から適用します。