時計の分解・掃除に必要な専用工具
■機械式時計の分解と組み立てに必要な工具■
|
|
【オイラー】 オイラーはオイルを注すための工具。先端は細い金属でできており、使用する場所にあわせて太さも数種類ある。
ページトップへ戻る |
|
|
【剣ヌキ】 剣とは時計の針のことを指す。剣ヌキは2本1セットで使用し、先端のくぼみを針の両側に引っ掛けて針を抜く。
ページトップへ戻る |
|
|
【押さえ棒】 ムーブメントは小さく、指先では押さえられないために、代わりに受けや車などを押さえておくための工具。
ページトップへ戻る |
|
|
【剣入れ】 剣入れは先端の樹脂部分に穴が開けられており、その穴に軸を逃がしながら針を押し込めるようになっている。
ページトップへ戻る |
|
|
【ロディコ】 油分や汚れなどを取るために使用される。練り消しゴムのような質感で、細かくちぎって使用することもできる。
ページトップへ戻る |
|
|
【方位磁石】 帯磁のチェック用に使用する。時計に磁気は大敵。部品を近付けて方位が動いてしまう場合は、その部品は帯磁している。
ページトップへ戻る |
|
【剣付け台・機械台・香箱閉め】 剣付け台は秒針の穴石をサポートする台。機械台は通常ムーブメントを載せて作業する台。香箱閉めは香箱の蓋を閉める際に使う。
ページトップへ戻る |
|
|
【ベンジン・洗いハケ】 古い油などの汚れはベンジンを使って落とす。部品はデリケートな物なので、洗いハケを使って丁寧に洗う必要がある。
ページトップへ戻る |
|
|
【自動洗浄機用バスケット】 分解したパーツを入れるバスケット。時計の部品を自動洗浄機で洗浄する際には、このバスケットに部品を入れてから洗浄機にかける。
ページトップへ戻る |
|
|
【伏せピン】 分解した部品を保管しておくための容器。中に仕切が設けられており、部位ごとに仕分けして保管できるようになっている。
ページトップへ戻る |
|
|
【チリ吹き】 ブロアーとも呼ばれる。空気の勢いでチリや埃を吹き飛ばすための工具。埃を嫌う機械式時計には欠かせない。
ページトップへ戻る |
|
|
【四つ割】 ピンバイスとも呼ばれ、ゼンマイの巻きを調べるために香箱芯を掴んだり、リュウズを取り付ける際に巻真を掴むのに使う。
ページトップへ戻る |
|
|
【クッション】 表面に柔らかいクッションが張られた台。ムーブメントをケースに収める際などに、傷がつかないようにするための物。
ページトップへ戻る |
|
|
【ピンセット】 ピンセットは使用用途によって先端の細さを使い分ける。プラスチック製の物はカレンダーディスクなど傷つきやすいパーツに使用する。
ページトップへ戻る |
|
|
【ドライバー】 ドライバーは0.5mm~3mm程度までのものが必要になる。先端は砥石やヤスリで削って、ネジに合わせながら使用する。
ページトップへ戻る |
|
|
【油壷・オイル】 オイルはビンから直接使うのではなく、油壷に移してそこからオイラーで必要な分を取る。例えば2892A2の組み立てに使用するオイルは、Moebius 9010、Moevius D5、Moevius 9415、Jisma124の4種類。
ページトップへ戻る |
|
|
【脱磁機】 帯磁してしまった工具や部品の磁気を取り除くための機械。くぼみの部分に帯磁物を入れてスイッチを押すと脱磁される。
ページトップへ戻る |
|
|
【ワインダー】 香箱の中にゼンマイを巻き入れるための工具。香箱のサイズに合わせたアタッチメントを使用してゼンマイを巻き込む。
ページトップへ戻る |
|
|
【穴石調整機】 歯車の軸受けである、穴石の具合を調整するための工具。マイクロメーターが組み込まれており、2/100mm単位のメモリが刻まれる。
ページトップへ戻る |